今回紹介するのはこのハチ。

ウマノオバチさんだ。
ん?
そこらへんにいる虫と大差ない?
ノンノン!
ウマノオバチさんをもうちょっと遠くから見てみると‥

体長の8倍以上の長さがある尻尾みたいな変なのが出ているのだ!!!

なんじゃこりゃー!!!?
一体、これは何なのか?
何に使うものなのか?
ウマノオバチさんの秘密に迫ろうと思う。
スポンサーリンク
ウマノオバチ
ウマノオバチってどんな生き物?
膜翅目コマユバチ科。
体長は15~24mmほどだが、お尻から出ている産卵管は16cm以上。
日本と台湾に生息している。
産卵管を含めた体長は日本の昆虫で一番。
お尻から出ている長いのは産卵管
先ほど少し出たが、お尻から出ている長いものは産卵管だ。
この長い産卵管を使って、卵を産む。
なんで、卵を産むのにこんな長いのが必要なのかと疑問に思うだろう。
実はウマノオバチは木の幹に住んでいるカミキリムシの幼虫を食べて育つのだ!
生まれたらすぐに栄養をとれるように、ウマノオバチはカミキリムシの幼虫に直接卵を産み付ける。
そのため、体は入れない木の幹でも産卵管を入れられるように細くて長いものになっているのだ。
ハチだし、最初は長い武器なのかな?って思ったけどね。
ムチみたいなw

でも、カミキリムシに寄生させるための産卵管だから、ある意味ムチくらい危険なものだよねw
ウマノオバチの動画
こちらは実際のウマノオバチの動画。
産卵行動みたいだが、よく分からんw
ただ、やっぱりめちゃくちゃ長いねw
死後、産卵管はくるくるになる
ウマノオバチはその生涯を終えると、産卵管がくるくるに巻かれるんだってさ。

力が抜けるからくるくる~っと巻かれるのだろうか?
今や幻のハチと呼ばれている?!
実はウマノオバチは絶滅の危機を迎えている。
環境破壊なんかが原因でどんどん数が減少しているのだ。
それゆえ、幻のハチと呼ばれることもある。
だから、もし見付けても捕まえたり産卵管を引っ張ったりしないで、静かに見守ってあげるようにしよう!