
昆虫界最強とも言われるスズメバチ。
みんなも知ってるよね!
人間にとってもかなり危険な奴だから、見つけたらそっとその場を離れる人も多いだろう。
だけども、そのスズメバチを好んで寄生する虫が存在するという。
その名もスズメバチネジレバネ!!!
あんな危険なスズメバチに寄生するとは‥そんなバカな‥。
一体どんな奴なのか?
そんな不思議な虫、スズメバチネジレバネに迫ろうと思う。
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スズメバチネジレバネ
スズメバチネジレバネってどんな生き物?
昆虫網ネジレバネ目。
体長はオスで3~7mm、メスで13~30mm。
日本、台湾、中国、ベトナムなどに生息している。
ちなみにオスとメスで全然見た目が違うのも特徴。
こちらはオス。

そんで、こっちはメス。

メスは目もないし、触覚もないのだ。
同じ種類とはとても思えないほど違うねw
スズメバチに寄生する
冒頭で話したとおり、こやつらはスズメバチに寄生する。
まず樹液があるところに身を潜め、樹液目当てに来たスズメバチの一瞬の隙を見て体にしがみつくのだ!
そして、よいしょよいしょとハチの体内に侵入していく。
なんで、スズメバチも気付かないんだろうねw
どこにもその情報が書いてないので、もしかしたらハチを気持ちよくさせるツボなんかを押しながら入っていくのかもしれないw
そうして無事体内に入ったスズメバチネジレバネは、ハチの体から栄養を奪って成長していくのである。
オスとメスの違い
スズメバチネジレバネはオスとメスで見た目も違うが、行動も違う。
メスはなんと一生、ハチの体内から出ることなくそのままハチの体内で死んでゆくのだ。
だから目も触覚も必要ないんだね。
交尾するときだけハチの体内から頭を出したりする。
そして卵を幼虫になるまで体内で育て、ハチが花などを訪れた時にさっと子供達を外に放つのだ。
逆にオスは、成虫になるとハチの体内から脱出する。
それからの寿命は数時間しかないのだが、その少しの時間で一生懸命飛び回り、メス(寄生してるハチ)を探して交尾をするのである。
なんか、色々大変だよね。
ハチを探して、侵入して、交尾して、脱出して。
全部ハチ絡みw
そこまでして寄生しないとやってけないものなんだろうか?w
ちなみにこちらはハチの体内から脱出しようとするスズメバチネジレバネ。
ちょっとキモイねwww
寄生されたスズメバチはどうなる?
問題は寄生されたハチの方だ。
スズメバチネジレバネに寄生されたハチは、正常に働くことができなくなるらしい。
つまり女王蜂のために巣を作ったり、エサを探してきたりしなくなるんだね。
ただひたすら巣の中でじっとしているらしいw
でも弱るわけではない。
なんと、寄生されたハチは通常よりも長く生きるのだという!!!
普通のスズメバチの寿命は持って数週間。
だが、寄生されたスズメバチは女王蜂と共に冬を越えて生きるのだ。
きっとスズメバチネジレバネが死なれては困るから中で操作しているのだろう‥。
体内でハチの寿命までもを操る寄生虫‥。
なんとも恐ろしい奴よのう‥。
他にも寄生する恐ろしい生き物はたくさんいる!!