
サムライといえば、世界の人が日本を思い浮かべるときに出てくるものだと思う。
僕たち日本人が想像しても、腰に刀をさして、弱い者を助ける強くかっこいいイメージだ。
そんなサムライという言葉を与えられたアリ、サムライアリ。
名前はめっちゃかっこいいw
サムライジャパンみたいだ。
でもコイツらの習性には度肝を抜かれた。
なんとアリなのにアリを奴隷にしちゃうというのだ!
一体どうやってそんなことをするのか?
今回はそんなサムライアリに迫ろうと思う!
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サムライアリ
サムライアリってどんな生き物?
ハチ目アリ科サムライアリ属。
生息地は日本や朝鮮半島、中国。
体長は働きアリで4~6mm、女王アリで7mmほど。
アリを奴隷にする?!

人間以外の生き物が奴隷を使うなんてにわかには信じ難いことだが、サムライアリはそれをやってのけるのだ!
奴隷の標的となるアリはクロヤマアリ。
まずサムライアリの女王は、クロヤマアリの巣の中に侵入してクロヤマアリの女王を噛み殺す。
そしてクロヤマアリの女王になりすまして、クロヤマアリたちを働かせるというなんとも狡猾な技を使うのだ!!
何故クロヤマアリ達にバレないのか?
それは、女王を殺したあと、女王の体表の成分を体にこすりつけ身にまとうカモフラージュをしているからだという・・・。
か・・・賢すぎやろ・・・
そして、我が子を産み、その子供のお世話や餌取りなど全ての雑用をやらせてしまうのだ。
まさに奴隷!
だが働きすぎだったり寿命で奴隷達も死んでしまう。
すると、育ったサムライアリ達が近くのクロヤマアリの巣へと侵入し、サナギやら幼虫を次々にさらってくるのだ!!!
そして、また新たな奴隷を誕生させる。
か・・・賢すぎやろ・・・(2回目)
この行動は「奴隷狩り」と呼ばれている。
ちなみにサムライアリの働きアリ達は奴隷狩りしか働かないそう・・・。
クロヤマアリ達がいなくなったら餌も持ってきてもらえないし、生きていけないんだね。
っていうかさ・・・、
奴隷とかやめて、餌自分で見つけてこいよ・・・。
と思うのは僕だけなんだろうかw