ヘビの武器と言ったら毒を思い浮かべる人が多いと思う。
しかし、すべてのヘビが毒を持っているというわけでもない。
今回紹介するヨーロッパヤマカガシは毒がない代わりにちょっと特殊な方法で身を守ることで知られている。
ヨーロッパヤマカガシは死んだふりがとても上手いのだ!!
クサイ臭いまで出して上手に死体を演じることが、最大の防御となっている。
それではさっそくヨーロッパヤマカガシの生態に迫ってみることにしよう。
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ヨーロッパヤマカガシ
ヨーロッパヤマカガシってどんな生き物?
有鱗目ナミヘビ科ユウダ属。
アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸西部に生息している。
体長は最大で2mくらい。
体の色は個体によって違っていて、褐色、緑褐色、暗緑色、灰色、黒色などをしている。
体側面に黒い横縞があるのが特徴。
河川や沼などの湿った場所にいることが多く、頭部を水面に出して泳ぐこともできる。
昼行性で、毒はない。
ヨーロッパヤマカガシの必殺技は死んだふり!
ヨーロッパヤマカガシは日本に生息しているヤマカガシと違って毒を持ってない。
だからある特殊な方法で身を守っているのだ。
その方法とは‥
死んだふり!!
ヨーロッパヤマカガシは、身の危険を感じると体を大きく膨らませて敵を威嚇する。
それでも敵がひるまないと舌を出しクサイ臭いを出して、体をひっくり返して死んだふりをする。
クサイ臭いは凝死活動の一つと考えられていて、攻撃というより防御の役割がある。
これが実際にヨーロッパヤマカガシが死んだふりをしている動画。
ちょっと舌がペロペロ動いちゃってるけどww
でも体はピクリとも動かないね。
演技力が高くてビックリしちゃうよ!!
よく「熊に会ったら死んだふりをしろ!!」なんて言われているけど、それと同じ理屈。
自然界では死んでいる生き物に興味を持たない奴らが多いから、それを上手く使った防御策というわけだね。
でも、人間が熊に遭遇した時に死んだふりをするのは一番やっちゃいけないことらしいよww
超危険だから、絶対にマネしないようにね!!
ヨーロッパヤマカガシは狩りの仕方が残酷
ヨーロッパヤマカガシは、カエルなどの両生類や小型の哺乳類、魚などをエサとしているんだけど
その狩りの仕方がちょっと残酷‥。
なんと獲物を生きたまま丸呑みにしてしまうのである!!
ヨーロッパヤマカガシに呑み込まれてしまった生き物は、ヘビのお腹の中でゆっくりと窒息死していく運命を受け入れなければいけないのだ。
生きたままヘビのお腹の中にいるってどんな感じなんだろうね‥。
想像しただけで恐ろしい!!
ゆっくり時間をかけて苦しまなくてはいけないのだから、いっそのこと即死させてくれた方がまだマシだよね。
生きたまま丸呑みにされるのだけは、勘弁願いたい‥。
ヨーロッパヤマカガシの動画
これは、ヨーロッパヤマカガシが魚を生きたまま丸呑みにしている動画。
ひぇぇー!!
ゆっくり呑み込んでいるよΣ(゚ロ、゚;)
もっとパパッと呑み込んでくれればいいのに、こんなにゆっくり呑み込まれるなんて恐怖!!
生きたまま丸呑みっていうのはやっぱり残酷だね‥。