海の中では我々人間が想像もつかないようなことが日夜起こっている・・・。
やはり自然って凄いのだ!
偉大なのだ!
今回紹介する生き物もまた面白い習性がある。
キンチャクガニ。
彼の何が面白いのかって?
それは・・・
常に両ハサミにイソギンチャクを持って行動しているのだwww
その姿はチアガールでさえ唖然とすることだろう・・・。
一体何故なのか?
じっくりとキンチャクガニに迫ろうと思う。
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キンチャクガニ
キンチャクガニってどんな生き物?
エビ目キンチャクガニ科。
西部太平洋、インド洋などに生息している。
日本では、伊豆大島以南に生息。
体長は3cmほどとかなり小さい。
サンゴ礁や石などの裏に潜んでいるので、比較的簡単に見つけることができる。
主にプランクトンなどを食べている。
両手にイソギンチャクを持っている
まるでチアガールのようにイソギンチャクを持っているなんとも不思議なキンチャクガニ。
一体何故、常に両ハサミにイソギンチャクを挟んでいるのか。
それは、敵から身を守るためなのだ。
キンチャクガニが常に持っているのは、カニハサミイソギンチャクといって毒を持っている。
キンチャクガニはその毒を利用して、敵を追い払うのだという。
賢いにもほどがあるでしょw
人間がナイフとか持ってるのと一緒じゃん。
そのイソギンチャクを常にハサミに挟んでいるキンチャクガニ。
ただ食事の時は一旦、置くらしい。
そして食べ終わったらまたすぐ挟むというw
とっても大事なものなんだね。
一方イソギンチャクは拉致された状態なのかというとそうでもないらしい。
キンチャクガニが食べ残したエサをもらったりしてるのだ。
武器にしてるって聞いたから奴隷みたいな感じを想像してたけどw
持ちつ持たれつの関係なのだろうか・・・。
イソギンチャクを失くしたらどうなるのか
このカニを知ると、ちょっとしたイタズラ心がわく。
イソギンチャクをとったらどうなるんだろうかとw
調べてみたところ、なんとガチで研究したチームがあったみたい。
実験は、片方のイソギンチャクを取ってみるというもの。
イソギンチャクをピンセットで丁寧に取って様子を伺っていると、なんとキンチャクガニは残ったイソギンチャクを2つに切り裂いて両方に挟んだという。
しかも数日経つと、半分だったはずのイソギンチャクが元のサイズに再生しているという結果に。
クローンを自ら作り出すなんて、キンチャクガニすごいwww
他の実験では、両方のイソギンチャクをとったキンチャクガニと、とってないキンチャクガニを同じ水槽に入れてみるといったことをしてる。
すると、両方とったキンチャクガニが持っているキンチャクガニに襲い掛かり、イソギンチャクを片方奪うといった結果になったみたいw
そして2匹とも1つ持ちになったイソギンチャクを引き裂いて、クローンを作り始めたという。
イソギンチャクといえども生きている。
そして他人なのに数を増やすことができるなんて、なんかもうあっぱれである・・・。
そして最大の奇妙な点が、なんとこのカニハサミイソギンチャクは、キンチャクガニが持っている例以外では発見されたことがないのだという・・・。
ということは、ずっとキンチャクガニがクローンとして増やし続けてるってこと?
謎すぎて何か怖くなってきたが、自然の偉大な力を感じさせてくれた実験であった・・・。
キンチャクガニの動画
最後に実際にキンチャクガニがイソギンチャクを振りかざしてる動画を見てみよう。
(※音量注意)
もうなんか、応援してるようにしかみえないよwww