
日本でよく見かけるカマキリは、みどり色をしていて手が鋭い鎌のようになっている虫だよね。
でも、世界には花のようにキレイな色をしているカマキリもいる。
それがハナカマキリ。
よく目を凝らして見ないととてもカマキリには見えないと思う。
ハナカマキリはそんな見た目を活かして、花に擬態して獲物を待ち伏せするハンターなのだ。
今回は、まるでドレスアップでもしているような華やかな外見のハナカマキリの生態に迫ろうと思う。
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ハナカマキリ
ハナカマキリってどんな生き物?
節足動物門昆虫網カマキリ目ハナカマキリ科。
熱帯アジア、南アメリカ、インドなど温かいところに生息している。
体長は5~8cmと普通のカマキリとさほど変わらないが色鮮やかな花のような色と模様が特徴。
驚きなのが、ハナカマキリは幼い時にどんな花の近くで育ったかによって、色や模様が違うということ。
例えば、幼い時に赤い花の近くで育ったなら体も赤くなり、白い花の近くで育ったなら体は白くなるという具合だ。
そのため、一口にカナカマキリと言っても様々な色をしているから、場合によってはとてもじゃないけど同じハナカマキリには見えない‥なんてこともよくあるらしい。
確かに、昆虫とかって見た目が極端に違うってことはあまりないから、なんだか不思議な感じがするよね。
ハナカマキリは花に擬態して獲物を狙う
ハナカマキリの狩りの仕方は・・・だいたい想像できるよね。
花に擬態して獲物を待ち伏せ!
うん。もはやこれしかないだろう。
花にまぎれて身を潜めて、蜜を求めてやってきたチョウやハチをパクッとやっちゃうわけ。
おいしい蜜にありつけると思ってやってきたチョウなどにしたら、カマキリが潜んででいきなりガブッとされたらただただ恐怖だよね。
いくらなんでも、花とカマキリの見分けくらいつかないの?なんて思う人もいるかもしれないが、彼らの擬態は超一級品。
そんなハナカマキリの素晴らしい擬態の様子を、画像でいくつか紹介してみよう。


ね?
すごいでしょ?ww
こんなにハイレベルなんだから、騙されて食べられちゃってもおかしくないよね。
僕がチョウだったら確実に食べられちゃってると思うww
ハナカマキリは交尾が面白い
ハナカマキリの面白いところは、見た目の派手さだけじゃない。
実は、交尾の様子も特徴的で面白い習性がある。
ハナカマキリは交尾の時、オスがメスの背中を鎌でさすってなだめてあげてるらしい。
まるで「大丈夫だよ、落ち着いて」とご機嫌をとっているみたいww
そんな風に優しく女性に気を使っている感じは、なんだか人間と共通するものがあるよねww
自然界の交尾って、なんだかオスが無理やりエイッてやるのが多い気がするから、こういう優しさのある交尾もあるんだなーってちょっとホッとしちゃうなーww
ハナカマキリがチョウを捕食する動画
それでは最後に、ハナカマキリの狩りの様子をご覧あれ。
ちょww実は狩り下手なんじゃね?ww
なんて最初はビビっちゃったけど、何回か空振りしたのち、しっかりチョウをキャッチするのに成功してたねww
めでたしめでたし☆