ノミはメスよりもオスのほうが一回り小さいってこと知ってただろうか?
ノミの夫婦なんて言葉があるくらいだから、知っている人も多いだろう。
だがノミなんて比にならないくらいオスとメスでサイズが違う生き物がいる。
ボネリムシだ。
なんと彼らはオスよりもメスの方が20万倍も大きいのだというwww
どんだけ違うんだよw
もう別の生き物にくくったほうがいいんじゃないかと思うほどのサイズの違いだ。
そして、彼ら独特の愛の形もまた面白い。
今回はそんなボネリムシに迫っていこうと思う。
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ボネリムシ
ボネリムシってどんな生き物?
ユムシ網ボネリムシ科。
日本の本州中部以南、地中海などに生息している。
海の中にある有機物を食べる。
体の色は濃い緑色。
メスの体長は2cmで幅は7mm程度。
しかし、本体からエサを採取するための口吻が延びているので、長いものだと2mに達するものもあるのだ。
一方オスは、顕微鏡でないとよく見えないサイズwww
体積はメスの20万分の1になるという。
もう想像がつかないねそんな数字言われてもw
ゴジラと人間?
いやそんなもんじゃないか。
ノミと人間くらいかな??
生まれた時は性別がない
実はボネリムシって卵から孵化したときは雌雄未分化といって、まだ性別が分かれてないのだ。
だから「メスに生まれてよかった~!」なんて感情もない。
そのまま、何もなく成長していくとメスの生体になる。
ただ、成長する前にメスの生体に見つかってしまったらアウトだ。
見つかった個体は、なんとメスの体内に吸い込まれてしまい、メスの咽頭内でオスの生体になるのだ!!
なんじゃそりゃ。
なんでそんなシステムになってるのかよくわからないが、
やっべ、見つかった・・・。俺オスになるのか・・・。
なんて心の声が聞こえてきそうである。
ボネリムシの愛の形
そしてメスの体内に吸収され立派なオスとなったボネリムシは、そのまま生涯をメスの体内で生きる。
もう1度言おう。
生涯をメスの体内で生きる。
もう二度と外の世界に出ることはないのだ。
しかもこのとき、オスの生体は全ての機能が退化してしまうんだって。
栄養もメスから供給されるから、消化器官も消滅w
さらに悲惨なのは精子だけは出るので、ただただ精子を放出する生殖器として生きていくのだ・・・。
これが、ボネリムシのオスとメスの関係。
サイズだけではなくて、生き方も全てが違うのだね。
小さい頃にメスに見つかっただけなのに・・・w
だけども究極のヒモ状態ともいえるから、ぐうたらな性格のボネリムシならそれは幸せなのかもしれない・・・。